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噛み合わせについて

噛み合わせと歯並びにについて

噛み合わせに対し、歯並びとは、専門用語で「歯列」といい、ただ単に歯の位置の連続性の事を言います。ですから、歯並びが悪い=噛み合わせが悪いにもなりませんし、歯並びが良い=噛み合わせが良いにもなりません、歯並びが悪いのと、噛み合わせが悪いとでは意味合いが大きく異なります。
歯並びが悪くて問題となるのは、見た目が悪いという審美性の問題と、物がはさまる、歯ブラシがとどきにくいなどの清掃性の問題です。
歯並びは矯正治療や補綴処置(クラウンやブリッジ)によって改善できますが、歯並びを治すと噛み合わせも当然変わります。
歯並び改善の治療は下顎のなめらかな動きを考えて治療をする事が大切になります。

身体全体のバランスを整える

人間の頭は6kgほどの重さがあり、頭上で振動をしています。姿勢を正し、体幹と舌で安定させましょう。なぜなら頭上から揺らいでいる頭の微調整を約1Kgくらいの下顎が制振的に行っています。そして顎は正しく噛み合わせができているときにバランスよく頭を支えることができるのです。もしも、歯の1本でも噛み合わせが悪い箇所があると、バランスが崩れてしまいます。そして、その影響は体幹が弱いと首から肩、腰までおよんでいくこともあります。

オフィスワークで朝からパソコンに向かっている人の中には、夕方になると肩が凝ったり片頭痛が出てきたり、という人が多くいます。そういう方の大半は、噛み合わせが悪いことが原因かもしれません。噛み合わせが悪いと身体にゆがみが起こり、その結果、血流が悪くなって肩こりや頭痛が起きてくるのです。

噛み合わせを治すということは、単に歯を治すというだけでなく、噛み合わせに必要な筋肉も同時に矯正することになります。筋肉の動きがよくなるので、身体のバランスもよくなるのです。

噛み合わせのバランスが崩れることによる様々な影響

歯の摩耗

歯は365日休み無く使用しているため、少しずつ少しずつ摩耗していきます。あるデータによれば、噛み合わせが適切でも、60歳頃には元の状態よりも約1mm擦り減っているようです。 つまり噛み合わせにトラブルがある方の場合は、より早い段階で歯が摩耗している可能性があります。

歯の位置異常

噛みしめ癖があると、奥歯の歯槽骨の発育が悪くなる可能性があります。そのような状態が続くことで、奥歯が低くなり、前歯の噛み合わせが深くなったり、強く傾いたりしてしまうのです。特に成長期の骨格形成にとって大きなデメリットとなります。

歯周組織の損傷

噛み合わせに問題があると「咬合性外傷」の生じるリスクが高まります。これは、歯や歯茎、歯槽骨などの歯周組織が傷つくことです。歯並びがバランスよく整っていれば、歯全体に負担が分散するため咬合性外傷は起こりにくくなります。

その他身体への影響

「口が大きく開けられない」「朝起きると顎が疲れていたり、痛んだりする」「舌が痛む」などのトラブル。これらの症状も噛み合わせによって生じることがあります。

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